giriのブログ

2013年6月30日 日曜日

「心と身体をつなぐトラウマ・セラピー」を読む


最近のトラウマワークのバイブルと呼ばれる、ピーター・リヴァインの「心と身体をつなぐトラウマ・セラピー」を読みました。

トラウマって聞くと何を思い浮かべますか?
何かトラウマ的な症状を持っていますか?
トラウマを引き起こした事件を思い浮かべますか?

この本では、トラウマ症状として次のような事例を挙げています。

過度の内気さ
感情反応の減少、喪失
ものごとに打ち込めなくなる
満性疲労、非常に低い身体エネルギー
免疫障害や、甲状腺機能不全などの内分泌障害
心身症、特に頭痛、首や背中の痛み・・・
うつ
疎外感、孤立感
人生に対する興味の減退
唐突な気分変調、怒りの爆発、恥の感覚
過剰なあるいは減退した性行動
記憶喪失、健忘症
無力感、無力な行動
他人と親密になれない
睡眠困難

どうですか?
誰にも一つや二つありそうですよね。
あるいは、こんな状態が続いた時期があったかもしれませんね。
友人、家族でこんな症状の人がいるかもしれません。

この本の画期的なことは、トラウマは、特定の事件が引き起こすものでなく、未解放の凍りついたエネルギーから起こると考えることです。

人間は動物です。
他の動物を見て見ましょう。
自然界では、動物はいつも食うか食われるか 命の危険は、隣り合わせです。
命の危機には、全力疾走で逃げます。
逃げ切れなかった時は、死んだふりをします。
(意識的にするのではなく、命の危機に際して無意識に起こります。-動物は死んだ肉を食べないので、仮死的状態になることにより、命を護ります。また、食べられても、痛みを伴わずに肉体を離れる事が出来ます。)
死んだふりから生還すると、動物は、身震いをして、体内に蓄積されたエネルギーを振り払います。
犬や猫もしますよね。
ぶるぶるっと

人間は、これが出来ないんですね。
大脳資質の発達により、理性で判断するせいです。
エネルギー活動としての生命の滞りが起こります。

恐怖、命の危機の中で起こった凍結して未放出になったエネルギーが体内に留まることが、トラウマの原因だ、
とレヴァインは、考えます。
未解放のエネルギーが細胞に残れば、その細胞は、ゲル化して流れがよくなくなりますよね。
体中が、特に神経細胞がそんなふうだと ちょっとしたことに過敏に反応します。

トラウマを解決するのに、過去に起こったできごとを思い出したり、掘り出したり、再体験する必要は無い、
むしろ再体験は、神経系の再反応により、新たなトラウマを作りかねない と考えます。

トラウマ体験を持った人の中には、トラウマへの同一化、
例えば、「あの時起こったことこそ私の人生を破壊した」
「父による暴行、レイプが私の破滅の原因だ」
いつもいつもそのストーリーを思い出し、責め、怒り、苦しみ・・・・その思い、感情が人生の一部になってしまっている人がいます。
そこに入って行くのではなく、その奥にある凍結したエネルギーを解放することが、トラウマを自由にする道であるとレヴァインは、明示します。

では具体的にどうするのでしょうか?

人間には、必ず、どんなにトラウマにあっても、どんなにダメ-ジを受けていても、健康な力、癒しの力があります。
その力と繋がることを通じて 凍結した未解放のエネルギーを放出していくことが可能です。
(くわしくは、本を読んでみてください。)

クラニオ(バイオダイナミクス)的に言うと、日々私達が、呼吸をしている第1次呼吸(宇宙からくるエネルギーです)こそが癒しの力の一番の源です。
自分が楽しく感じられること、心地よく感じるからだの部分、それらも 健全な癒しの力のある場所です。

エネルギーの解放ということで言えば、ダイナミック瞑想やクンダリー二瞑想 OSHOが創った瞑想法は、多くが滞ったエネルギーを解放することをとても重視しています。
これらの瞑想も助けになりますね。

この本、専門化向けというより、トラウマに苦しむ人のために読みやすく書かれています。
思い当たる人は、読んでみてください。

翻訳者の藤原千枝子さんのHPがとてもわかりやすくトラウマについて書いてくれています。
こちらもお勧めです。

プレマカウンセリングルーム

7月14(日)15(祝)クラニオ(バイオダイナミクス)イントロダクション・グループ

投稿者 Banyan tree | コメント(0)

コメントする

名前:

メールアドレス:

コメント:

カレンダー

2018年6月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

月別アーカイブ