giriのブログ

2014年3月 4日 火曜日

母《名古屋 ヒーリング スピリチュアル》


春ですね。
命の息吹を感じます。
今朝、山崎川に散歩に出かけました。



「冬桜」だそうです
 







水仙
 

つい先日、神戸に行った折、母に会った。
パートナーのマルガを初めて母に紹介した。

母は、89歳。宝塚市の老人ホームで暮らす。
母は、10年近く前に、そこに入ることを一人で決めた。
当時、母は、名古屋に住み、二人の息子も同じ名古屋にいた。
母にとって、二人の息子は、あまりにも頼りないらしい。

兄嫁とは仲が良くなく、僕のほうは、日本にも定着しないような子供で、頼りないこと限りない・・・自分の意志でものを決めれるうちに、老人ホームに入ることを決めた。

自分たちの住む名古屋から離れ、関西の老人ホームに行くという母の決心に、二人の息子は、どこかショックで唖然としていた。
いい年をして、母に捨てられるようにも感じられた。

僕のほうは、しばらく母と一緒に、名古屋で老人ホームを探したりしたが、確かに母の見つけたたところよりよさそうな条件のところはない。

結局、生まれ育った土地の近くにある宝塚の老人ホームに入った。
母にしてみれば、2階建て庭付きの家を一人で維持するのは、負担になっていた。
そして、けがをしたり、病気をしたりして兄嫁の世話を受けることだけは、したくなかった。
そんな、トラブルの可能性がある状況より、安全な余生を選んだ。
後は、死ぬだけ と思って老人ホームに入ったようだが、母にしてみれば、自分の予想よりも長生きをしている。

今更、60歳を越えた息子の新しいパートナーに出合い、情が生まれたり、心配したりもしたくなかったらしい・・・最初のうちは、「会わないから、勝手にやりなさい・・」と言っていたが、最終的に、ランチをともにすることになった。

僕と母の関係は、どこかお互いの思いの行き違いのギクシャクを何十年と繰り返している。
僕は、二人兄弟の次男、学業優秀で、性格も温厚で、かわいい下の子である。
母は、サラリーマンの家庭に育ち、十代の多感の時期に戦争を体験し、戦後の復興期に子供を育てた。
母にとって、いい学校に入り、安定した職業と家庭を持つことこそ、人生にとって一番大事なことである。
ぼくは、30代半ばに、仕事や家族を離れ、スピリチュアルなヒッピー生活をしてきた。
そんな僕の生き方は、母にとって、到底理解できない、許容でききないものだった。
彼女の期待する大事な息子の生き方とは、あまりにもかけ離れている。

ぼくにとっては、10代のころから、母の愛を受け取ることは、母のその価値観を押し付けられることと重なっていた。
それゆえに、母との関係の持ち方、距離の持ち方は、いつもとても難しい課題だった。
そして、スピリチュアルな生き方をしだしてからは、それが特に難しくなった。

ぼくには、そしてたぶん、多くの人と同じように、奥底に、母からは無条件に愛されたいという強い衝動がある。
だから、自分の人生を理解してもらいたいと思うし、認めてもらいたいとも思う。
そして、ぼくサイドから、たぶん稚拙なやり方で、距離を縮めようとすると、手痛い、拒絶に出会ってきた。
母の折に触れた言葉からは、どこかぼくが間違った人生を歩んでしまった・・・という意味合いがよく感じられる。
「そんなに体のことが好きならお医者さんになればよかったのに・・・・」ぼくのクラニオのセッションを受けた後でこんな言葉が返ってくると、どこかとても神経に触る・・・
今の生き方を否定されているように感じる。

ホテルの和食ランチで当り障りのない3人の会話が終わり、最後に母は、マルガに「よろしくお願いします。」と深々とそれもとても長い時間お辞儀をした。

自分の愛してやまない息子のことを、生き末長くない自分はもう何もできないので、あなたに託しますよ・・・というバトンタッチのようでもあった。
その場にいて、母の愛の深さにただただうたれた。
子供への愛は、母の人生そのものという強さを持った愛だった。

お互いの思いの違いゆえに出会えなかった あるいは 感じることができなかった生身の母の愛を初めて受け入れることができた時間だった。
ぼくは、母と深いところで出会わないうちに、母に死なれるのをとても恐れていた。
大きな宿題が果たせたように思う。
マルガを愛することが、母への愛に開くことに繋がったようだ。
母に、マルガに、そしてすべての女性に
「ありがとう。」
と言います。



投稿者 Banyan tree | コメント(2)

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ただただ、泣けました。

Posted by プラ 2014年3月 4日 火曜日

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Posted by bhavesh 2014年3月 5日 水曜日

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