giriのブログ

2015年3月24日 火曜日

どこのレベルで人と人が出会うのか?~ハート瞑想によせて


トーショ―からハート瞑想に関して文章をいただきました。
私たちの存在の多重性そして、私たちがどこのレベル(深さ)で生き、どこで人と出会うのか?
そして関係の変容の可能性についてとても明瞭に書いてくれています。
是非読んでみてください。



トーショ―の訳書「悟りのシンクロ二シティ」とともに


先日、前回の「ハートへの贈り物」に参加してくださったWさんの質問について、お答えする形でブログを書きました。

今日は、Wさんのお話しの中で、ご質問とは少し焦点をずらし、とても興味深い部分をとりあげて、ハート瞑想でいった何が起こっているのかをお話ししたいと思います。

Wさんは、ハート瞑想についての疑問を抱きながらも、「でもその辺は、あまり深く追求することなく、ながら聴きをしながらハート瞑想は続けていました」とおっしゃっています。

Wさん:


「・・・最近 日常生活でのパートナーとの会話でスゴイ変化を感じるようになりました。

相手の言葉に反発したり、反応しての言葉を吐き出すようなことが、本当に減ってます。
もちろん、その反発や反応について、自分を観るということは、していたんですが

相手の不満であれ、私への否定的な言葉であれ、
とにかく素直に、聴き入れることができ、素直に謝ることができるようになりました。

彼からも、私の、本心を隠しながらの、攻撃性を感じるんだ

という事まで、素直に言い合える関係性が築かれはじめています。

明らかに、ハート瞑想のおかげ (言葉は変かも)
と感じてます。

たくさんのワークで、一人でも多くの人が、自分にあったかくできますように」


***

素晴らしいことが起こっています。

この変化は、ハート瞑想で大切なことが起こっていることを教えてくれています。
それは、人と人が出あうとき、どのレベルで出会うのかということと関係することなのです。

このブログを読んでくださっているみなさんは、『悟りのシンクロニシティ』もお読みいただいているかもしれませんね。



この本には、「人間という存在は『多重構造』になっている」と書いてあります。
少し引用してみます。

人間の精神的な領域には「階層」があり、人間という存在は、外側から内側に向けての「多重構造」になっているのです。
ちょうど大きさの違う同心円が重なり、身体の表面から始まって中心へと至るいくつかの層からできている構造だと考えてください。(『悟りのシンクロニシティ』33ページ)

この構造は、思考やパーソナリティなどからなる一番表面の層から始まり、次に感情、才能と強み、本質と続き、最後に中心に至ります。(意識の多重構造マップ)

ですから、私たちが人とかかわるとき、どの層とどの層で出会うのかに、さまざまな可能性が考えられるのです。

Wさんは、「相手の言葉に反発したり、反応しての言葉を吐き出す」ことが減ってきたとおっしゃっています。
反発したり、言葉を吐き出すのは気持ちの良いものではありませんね。
私たちも良く経験するこのような反応が起こるとき、二人の人がどこで出会うかを見てみましょう。

議論で打ち負かそうと熱くなって、勝ち負けだけに気持ちが向いてしまうときには、私たちは、思考と思考、パーソナリティとパーソナリティのレベルで出会っているのです。

このレベルで出会っていると、お互いが壁のように感じられて、相手にたどりつくための唯一の方法は、その壁を打ち破ることだと感じてしまいます。
お互いがそう感じているのですから、ぶつかり合いは避けられません。

この現象は、周りを見回してみると、個人と個人の関係から、国会で行われていること、さらに国と国のぶつかり合いまで、いろいろなところで目にするものだと感じます。

友だちが悩んでいて、自分もまきこまれて感情がぐるぐるしてしまうとき、私たちは感情と感情の層で出会っています。

自分のなかでも感情が揺り動かされて、二人して感情の大波に翻弄されてしまうこともあります。

Wさんは、このようにおっしゃっています。
「相手の不満であれ、私への否定的な言葉であれ、とにかく素直に、聴き入れることができ、素直に謝ることができるようになりました」

このとき、相手の方は、感情や思考の層から話をしているかもしれません。

それでもWさんは、本質の層から応答しています。
「素直」「聴きいれる」「謝る」というエネルギーは、ハートの中にある本質です。

相手が、感情の層から関わってきても、それを「受け入れ」(ハートの本質)、素直に聴きいれ、謝るとき、Wさんはもうリアクトしていません。ハートの深いスペースの中で相手に出会っているのです。

そうなると、相手の方はどうでしょう。
相手も「素直」に本心を語り、そのことでこちらも素直に反応するという「素直に言い合える関係性が築かれはじめています」

お二人ともが、本質で出会い始めているのです。(いつもとはかぎりません。無理しないでくださいね!)

本質と本質が出あうとは、どういうことでしょうか?

相手の本質の美しさに打たれ、同時に自分の本質の美しさにも触れ、さらに、どちらの本質も自分のなかにあるものとして私たちはひとつであると感じます。
本質は本質を呼び起こし、お互いが愛、温かさ、信頼、喜びなどの本質で振動し合うのです。

意識の多重構造マップによる一番奥の層は、中心です。

『悟りのシンクロニシティ』を引用しましょう。


「中心は本当の意味で命の源泉ですから、私たちが中心につながるとえも言われぬ安堵感に包まれるのはごく自然なことなのです。
ここには、平穏、静寂、沈黙、くつろぎ、ふたたび家に戻ってきたという感覚があります。
中心では、広大な空間、無時間性、ひとつである感覚、静止した静けさを経験するかもしれません。」
(同書42ページ)

このような中心で。
お互いに出会うこともできます。

中心は広大で、実際には誰もが同じ中心を共有しています。
中心と中心で出会うとき、私たちはその空間の中で自他の区別なくただ溶けあい、静寂の中で休みます。
ひとつであるということが、言葉ではなく自然なあり方として感じられます。

私たちの関係性が、表層ではなく、本質や中心で出会えるものに成熟していくと、今までは想像もできなかったような相手の姿が現れ、自分自身も、驚くように美しい姿になっていきます。二人はお互いに今まで知っている古い人ではなくなっていきます。そして毎日が新しい出会いの機会になっていきます。

Wさん、貴重な経験をシェアしてくださり、ありがとうございました。
私がここに書いたようなことが、数か月のハート瞑想をとおして起こってきています。
そしてハート瞑想の可能性を教えてくれています。

Wさんがもともと素直なこころ(ハート)をおもちなので、このようなことが簡単に起こるのですが、ハートは誰にでもアクセスすることができるものでもあります。

ハート瞑想を少しずつでも続けてみてください。

そして機会があれば、ハート瞑想をグループで行う場に集い、ともにハートの質を深めていくことができます。
3月28日、29日に、またハート瞑想をともに行う機会があります。
ぜひひとりでも多くの方においでいただきたいと思います。
そしてハートのすばらしさを経験していただけることを願っています。


3月28~31日、トーショーのワークショップ&個人セッションまだ参加枠あります。
興味のある方は、お早目にご予約、お問い合わせください。

3月28日~31日ハートへの贈り物(パート2)withトーショ

3月14日~30日Giri Maruta絵画展「響きあう生命」@ギャラリーゆんたく 



投稿者 Banyan tree | コメント(0)

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