giriのブログ

2015年4月30日 木曜日

第一次呼吸~生命を司る力

クラニオセイクラル・バイオダイナミクスの施術をしていてよく「何をしているのですか?」
と、聞かれます。
手を動かしているわけではないのに、身体の中で、様々なことが起こり、意識レベルでも、異空間にいたように感じるからです。

第1次呼吸という言葉を通してそのことを話してみます。

クラニオの施術は、とても静かで優しいタッチをします。
そしてマッサージのように動かしたり、圧をかけたりすることは、ありません。
実のところ、何もしません。
何もしないことが、もっとも強力な効果をもたらします。

う~ん わからないですよね?

 

ギリの先生のバードレイナ先生のトレーニング風景

このワークの成り立ちから説明してみます。
サザーランドというアメリカ人のオステオパシー(自然治癒力を重視した代替医療)のドクターが、1900年代初頭、側頭骨(上の写真の茶色の骨)を見て、この骨は、えらのように動くに違いないという天啓を得ました。
これが、クラニオワークの始まりのストーリーです。
頭の骨が、規則的に動いているのを知っていますか?
23ある頭の骨は、全て固有の動きがあり、その上で、頭蓋全体が、一つの統一した動きを持っています。
興味のある方は、下記のyoutube映像を見てください。
https://www.youtube.com/watch?v=J2oVjn2ALLE
いくらかイメージが持てたでしょうか?
(この映像で、金色の部分は、大脳と小脳、右脳と左脳を分ける膜です。)

今から100年以上前、ドクターサザーランドは、「頭の骨が動くという自分の考えは、絶対に間違っている。」と思い、そのことを実証するために様々な実験をしたそうです。
自分自身の頭の骨を紐で縛り付けて、人体にどんな影響が出るかといった実験を重ねたそうです。
長年の実験の結果、頭の骨、身体のすべての骨や臓器が動いていることの確証を得ます。

では、その動きを創る力はどこから来ているのか?
ドクターサザーランドは、身体が宇宙エネルギーを取り込んで、そのエネルギーが身体を動かしていると考えました。
宇宙エネルギーが、人間、そしてすべての生物の生命エネルギーの源です。
宇宙エネルギーの呼吸を肺の呼吸と区別して、第1次呼吸と呼びます。

宇宙エネルギーを吸う時に、身体全体、一つ一つの臓器や骨は、大きく広がり、吐くときに狭まります。
私たちは、日々刻々、宇宙エネルギーを受け取っています。
そのエネルギーは、様々な液組織、脳せき髄液や血液、リンパ液に、骨や臓器に流れ込みます。
そして私たちの生命活動が維持されます。

そしてこの宇宙エネルギーは、どこから来るのでしょうか?
空あるいは、無というスペースからやってくるようです。
3次元的な思考では、理解できないですね。
量子物理学が、クラニオセイクラル・バイオダイナミクスの理論的な背景の一つになっています。

生命あるいは、形が、形のないスペースからやってくるように
私達の生命(いのち)を司る生命エネルギーも空のスペースからやってきます。
無から有が生じます。

色即是空 という般若心境の世界です。

クラニオセイクラル・バイオダイナミクスの施術者が、何もしないのはそのためです。
生命の沸き起こる、空のスぺ―スにいる時、クライアントの癒しの力である生命エネルギーの顕れー第1次呼吸を最もサポートすることができます。

そして第1次呼吸~生命エネルギーは、それ自身智慧を持っています。

私たちの人智を超えた智慧です。

クラニオセイクル・バイオダイナミクスの施術は、その叡智に身を委ねることです。

セラピストの判断で、身体のある特定の部分を動かしたり、圧を加えるのではなく、身体の叡智が、癒しの力を十全に発揮できるサポートをします。



宇宙



胎児

そして、この生命エネルギーは、銀河や台風を創ったり、受精卵が大人になるまでの成長をもたらす力でもあります。

こんな風に見てみると、私たちの存在そのものが、宇宙と密接に繋がっていること
宇宙と一つであることも理解できます。
ワンネスの世界が、クラニオバイオダイナミクスの中で起こります。

意識のシフトが起こる とも言えます。
肉体、思考、感情の総体=私 という自我意識を離れて、より普遍的な意識のレベルに入ることがよくおこります。
瞑想状態と言ってもいいかもしれません。

クラニオバイオダイナミクスのセッションでは、身体レベルのヒーリングだけではなく、意識的な変容がよく起こります。
人生の転機あるいは、何かの問題をもってセッションを受けた方が、セッション後、いとも簡単に、新しい方向、結論を見出すこともよくあります。

ここまで書くと、クラニオセイクラル・バイオダイナミクスと他のクラニオセイクラルワークとの違いが分かりかけてきます。
次回このテーマで書いてみます。

PS.空のスペースにいることについて書きました。
クラニオセイクラル・バイオダイナミクスのトレーニングはの中心は、ひたすら、空のスペース(ニュートラル)でいる練習です。
様々なハンドポジションを通して、クライアントと無のスペースで触れること、瞑想ですね。瞑想と言う名前を使わない瞑想のトレーニングでした。
何年もかけて、そしてトレーニングが終わってからもそうですね。

クラニオセイクラル・バイオダイナミクス・セッション



投稿者 Banyan tree | コメント(0)

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