giriのブログ
2015年5月15日 金曜日
ハートという新しい生き方④~ハートの変容の力

こんにちは
皆様お元気ですか?
ここ名古屋は、五月晴れ・・・・
もうすぐトーショ―のハートへの贈り物③が始まります。
トーショ―がまたハートについての新しい文章を書いてくれました。
ハートの変容の力についてです。
ちょうど傷ついた子供をお母さんが抱きかかえるように、ハートは、傷ついた心を感情を癒し変容させる力を持っています。
苦しみの経験を持つ人が、とても慈悲深い人に変容したりしますよね。
ハートは、痛みや傷をより高い質に変える力を持っています。
以下トーショ―がわかりやすく書いてくれています。

トーショ― マルガ ギリ
前回は、ネガティブといわれるような感情が、ハートの受け入れるというはたらきのおかげで、どのようにやすらぎ、落ち着いていくかをみてきました。
ハートのこのはたらきは、瞑想を通じて内側を探求しようとするとき、なくてはならないものです。
瞑想とは、意識の光をもって内側を照らすことだと言えると思います。ふだん、私たちの目は外側を見ています。目だけでなく、すべての感覚器官が外の世界を知覚するために使われているのです。
それを内側に向けると、内なる世界を探求することができます。
ところが、内側の世界を探求するときに、ひとつ困難があります。
それは、内側の世界で知覚するものが、自分自身の姿だということです。
みなさんは、ご自分がどんな人だと思っていますか?
とても良い人でしょうか?
親切で、やさしく、人を思いやれる人でしょうか?
しっかりしていて、人に頼られるようなりっぱな人でしょうか?
それともちょっと意地悪だったり、意気地なしだったり、すぐあきらめてしまう情けない人でしょうか?
あるいは、傷つきやすくて、人前にでるのが怖いとか、自信がないとか、
怒りっぽくてとか、逆に泣き虫だったり。
あるいは、その全部をもっているかもしれませんね。
私たちには、いろいろな側面があります。
内側に入ってまず出会うのは、そんな私たちのもっている側面です。
内側に意識の光をともすのは、ちょうど、光をつけたことがなかった地下室で明かりをともすようなものです。
地下室には何がしまわれているか、分かりません。
ずいぶん古いものや、見たくないので押し込んでいたものが隠されているかもしれません。しまわれている間にカビが生えたり、ホコリをかぶっていたり。
光をつけると、そんなものたちの姿が浮かび上がるかもしれません。
ちょっと怖いですね。
内側に光をともすのも、同じようなものです。
僕たちが無意識に押し込んできたものが浮かび上がり始めます。
そういったものは、ふつうは、見たり感じたりするのが嫌だから、自分の意識から隠してきたものです。
怒りや憎しみ、恐怖や罪の意識、後悔や絶望、屈辱感や嫉妬。
こころの地下室には、まるでお化けのような感情たちがうごめいています。
そういったものともう一度、対面したいと思いますか?
私たちが内側に入るのは、自分がどれほど素晴らしい存在なのかを知るためです。
しかし、内側に入ってまず出会うのは、自分がどれほど醜い存在か、ということなのです。
そう、マインド(頭)から自分を見ると、自分のことを本当に醜い存在だと思ってしまいますね。
これは悪い知らせでした。
しかし、良い知らせもあります。
それは、同じ自分をハートから見ることです。
ハートはどんな姿も愛をもって受け入れます。
地下室に隠れていたお化けのようなものたちも、ハートは優しく、温かく、その胸に抱きます。
すると、不思議なことが起こります。
こういったネガティブといわれる感情は、その奥底にある本来の性質に変わるのです。
怒りは慈悲に、恐れは活力に。憎しみは愛や安らかさに。
このハートの変容のはたらきは、次回の「ハートへの贈り物」で経験することになっています。
感情を変容するところまでいかなくても、ハートでそのような感情を受け入れると、そのままさらに深く内側へと進むことができます。
内側のさらに深い部分には何があるのでしょう?
そこには、みなさんの本来の姿、美しく、宝石のような姿があるのです。
「それ本当?」ですって?
それは、実際に探求してみないと分かりませんよね。
ハートを瞑想の入り口にすることで、簡単に感情より深いところに入っていくことができます。
そして、そこで私がここに書いたことが本当かどうか、どうか確かめてください。
今回は、瞑想をするときに、なぜハートを入り口にすると良いのかというお話をしてきました。
これだけでも、瞑想とハートの関係が大切であることを理解していただけたと思います。
ところが、実は、ハートから瞑想に入るのには、もうひとつとても大切な理由があります。
それは次回に、お話しさせてもらおうと思っています。
5・16(土)~18(月)ハートへの贈り物③~ハートの直観・本質を育てる&個人セッション
投稿者 Banyan tree | コメント(0)
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