giriのブログ

2015年7月13日 月曜日

とても興味深かった!「脳科学と共感コミュニケーション序章」

東京で行われた「脳科学と共感コミュニケーション」というワークショップに参加しました。
じつは、ギリが書いた論文(「ポリヴェーガル理論ー人間にとって安全とは何か?」)を読んでいただいた講師の後藤剛&ゆう子さんに、お招きをいただきました。
剛さんゆう子さんありがとうございました。

共感コミュニケーションという言葉は、非暴力コミュニケーション(Non violent communication)―批判や判断ではなく、共感をもとにした新しいコミュニケーションの方法を創ろうとするムーブメントーの考え方です。

その非暴力コミュニケーションのトレーナー、サラ・ペイトンが、最新の脳科学の成果を共感コミュニケーションに取り入れたワークの紹介が、今回のワークショップの主たる内容でした。



興味深かったことを2,3紹介します。
まずは、偏桃体について
偏桃体って名前ご存知ですか?
頭の中にあるアーモンド状の器官です。
上の図の赤いところです。
偏桃体は、怖れ、不安、悲しみ、嫌悪、怒り、驚き、恐れ、喜びなど等の記憶が蓄積されている臓器です。
海馬も記憶が蓄積されますが、海馬が機能するのは、3歳以降、
それ以前の記憶は、偏桃体に残ります。
お母さんのお腹の中にいて、母親に起こったことは、すべて偏桃体に記憶されるそうです。



「脳をみる心、心をみる脳:マインドサイトによる新しいサイコセラピー」
p23 by ダニエル・J・シーゲル

ここで、ダニエル・J・シーゲルという人の脳のハンドモデルが登場します。
図の右のように、理性的な行動を司る大脳の前頭前野が、しっかり、偏桃体を抱きかかけていると、偏桃体が、怖れや怒りからダイレクトに反応することなく、より、理性的で落ち着いた行動をとることができます。
反対に、前頭前野と偏桃体が、左図のように、離れていると、偏桃体が、不安や怖れから
直接的に反応します。
トラウマ的な記憶から必ずしもその状況にはそぐわない行動が起こったりします。
ここで興味深い話を2つ聞きました。



一つは、偏桃体と前頭前野の間の壊れた神経回路が、新たに再生可能ということです。
というのは、新しい経験をすると、新たな神経細胞が育ち、新しいネットワークが脳に生まれるそうです。

例えば、幼少期の地位親との関係から、年上の男性に対して緊張するパターンがあるとします。
そして、日常生活や職場でそこから問題が生じるかもしれません。
年上の男性の中にも、優しい人がいる という体験をすることで、新しい神経細胞が生まれます。

新しい習慣、行動とかもそうですね。

そして、それを21日間の間に繰り返すと、新たな神経細胞が定着して、新しい行動パターンも定着します。
瞑想法を21日間するようにとよく言われます。
これは、神経科学的な根拠があるのですね。

こんなふうに見てみると希望が持てますよね。

多くの人が、自分自身のある部分、パターンに嫌悪感を持っていたり、無力感や絶望感を持っていると思います。

新しい理解や行動によって、新たな神経細胞が生まれ、それが、新しい自分自身を新しい人生を創ることができるということは、とてもいいニュースです。


ここで、もう一つ興味深い話です。
偏桃体を抱く前頭前野は、他の人でもいいということです。
すなわち、恐怖におののく人がいた場合、「大丈夫だよ。」と支えたり、ハグする人がいると、偏桃体は、落ち着きを取り戻します。
私たちが、過去の体験から持っている、行動パターンも、サポート、修正される可能性があります。
家族の中の信頼関係、あるいは、友人の愛情やサポート、それが私たちが前に進む支えになります。
絆ですね。

ワークショップでは、いくつかのエクササイズも行いました。
脳科学の新しい成果をヒーリングの実践にすぐに取り入れようとする姿勢にとても感心しました。


PS.ワークショップ参加の機会に、東京でせっしょんをオープンしました。
直前の告知にも関わらず、多くの友人のご協力で、多くの方にセッションを受けていただきました。
ありがとうございました。

脳科学と共感コミュニケーション序章

「ポリヴェーガル理論~人間にとって安全とは何か?」

クラニオセイクラル・バイオダイナミクス・セッション





投稿者 Banyan tree | コメント(0)

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