giriのブログ
2018年11月 3日 土曜日
普通、あたりまえってなあに? 《愛と法 ヒーリング 名古屋》
「愛と法」と言う映画観てきました。
大阪の下町で弁護士事務所を持つ30歳代の二人の男性。
この二人実は、夫夫(ふうふ)、ゲイのカップル
この二人、とってもチャーミングでかっこいい!!
腹が座っていて半端じゃない。
2人の仲睦まじい日常や、
彼らが弁護士として関わる様々な人々、事件・・・
無戸籍者、
君が代斉唱に起立しなくて処分された学校の先生、
性的な少数者、
わいせつ罪に問われたアーティスト・・・・・
様々な理由で無戸籍のままの日本人10000人・・・・
その数に驚いた
10000人の人が、免許やパスートを持てず、
教育や就職、
不便不自由な生活をしているに違いない・・・・
それを放置する国家・・・
あたりまえって何だろう?
普通って何だろう?
と改めて思った。
「あたりまえ」
「普通だろう・・・」
と言う言葉で、自分、
あるいは自分たちと違う意見や感覚を押しつぶす・・・
押しつぶされる
この国の、色々なところで起こる・・・
私たちの日常の中で
そしてそれは、私たちの日常生活の外側で
そして私たち、一人ひとりの内側で起こる
「こっちのほうが普通!!」
そんな理由で、自分自身を隠す、見ない、
本当の自分と出会わない
日本社会の外側で起こることは、
私たち日本人の内側で起こっていること
僕自身、あまりふつうな生き方はしてこなかった。
「普通じゃない」
「みんなと違う」
家族の中で、どれほど責められただろうか?
「みんなと同じ様にしろ」
「ルールに従え!」
という暴力がどれ程強いだろうか?
職場の飲み会に出られない
出たくないのに、それを許容されない・・・
ということで、ノイローゼになる友人がいた。
日本社会の中で、
僕自身、普通に振る舞おうともした。
あるいは、アウトローやドロップアウトを演じた。
そして、自分の中に、
「お前、ふつうじゃないよ そんなの 」
と反応する部分を持っている・・・
自分自身に、他者や友人、あるいはパートナーに
ゲイ夫夫の二人は、
限りなく優しく、
たくましい、
そして傷つきやすくもある・・・
相談に乗っていた同性愛の少年が自殺したことを知り
泣き崩れる・・・・
ある事件での一部無罪の判決に、
「これ、この判決文描いた裁判官の愛だと思います・・・」
無味乾燥の判決文に愛を見る彼らのナイーブさ・・・
こんな弁護士初めて見た!!
自分自身が同性愛者であることで通って来た痛みや絶望・・・
そこから胸を張って、
自分をさらけ出して生きている。
自分に正直に生きるって
かっこよく、
強い!!
そして優しい!
愛と法は、名古屋今池、シネマテークで11月9日まで上映中。
愛と法HP
投稿者 Banyan tree | コメント(0)
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