giriのブログ

2019年8月 7日 水曜日

お洒落さんの死に方~母のこと《家族 看取り》

母の最期の時期に、

叔母(母の妹)と電話で話しをした。

東京の老人ホームにいる叔母は、

「行きたいのはやまやまだけど、それもできないし・・・

伯母は、4人兄弟の末っ子、母だけが生き残っている

最期の姉妹だった。

自分だけが残されるのを苦しんでいた。

「きくちゃん(母のこと)、お洒落さんだから、

自分が年取って、弱く衰えた姿見せたくないでしょう。」

母は、友人等の面会を断っていた。

気を使うような人には会いたくない

それと、衰えた姿を人前に見せたくない。

母の気持ちは、理解できた。


確かに、身だしなみはきれいにしていたし、

身の回りの物も、趣味のいいものを揃えていた。

しっかり者の、お洒落さん、

子どもにもほとんど頼ったりすることもなく、

老人ホームに入り、

「看取ってもらわなくてもいいから・・・

あなたたちに迷惑かけたくないし・・・。」


あまりに頼りにされないのは、

子どもとして、寂しかったりした。

母が具合を悪くして、

ぼくと、兄が、頻繁にお見舞いに来るのに、

母としてはとても意外だったらしい

「最後にあなたたちに本当によくしてもらってありがと~」

と何度も口にした。

看護士さんたちからの口からも何度か聞いた。

お見舞いに行くたびに

「無理しなくていいから」

「仕事優先にしてね」

と言っていた母が、

ある時から、「今度は、いつ来るの?」

と聞くようになった。

しっかり者の母親が、子どもの甘えだすようになった。

そうやって、母に甘えられて、それに応えられるのは

母からもらったものへのほんの少しの恩返し

とても、癒されるギフトでした。


ず~と「会わない」と言っていた、

母の弟のお嫁さんとも

亡くなる、5週間ほど前に、

「会いたい」と言いだして、最後の別れをした。

「おむつして寝たきりだもの、もう恥も外聞もないし・・・」

母がとても仲よくしていたSちゃんだったので、

一緒にいてとても嬉しかった。

「しっかり者」の顔を捨てて

とても、無垢な子供のような表情が現れた。

表情がとても柔らかくなった。

そのころ、一時期、急に元気になった。

仮面がはがれて、

より大きないのちが吹き込まれたように見えた。

最後の数週間、

子供に戻り、

赤ちゃんに戻って、

母は、宇宙に戻って行った。

とても安らかな表情を残して

母の死に方や表情を思い浮かべると

死後の世界が、とても安らかな

極楽浄土が待っているように

感じられる。

あの世に向かう移行期に

もうすでにあの世が彼女の中にやってきていたようだ。



最後まで読んでいただいてありがとうございます。


明日から東京でセッションをします。

若干枠が残っています。



8月8(木)~11(日)川崎(神奈川県)で
セッションオープンします



投稿者 Banyan tree | コメント(0)

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