giriのブログ
2019年12月 2日 月曜日
あなたは、わたしたち~映画カンタ!ティモールを観て《名古屋 ヒーリング》

先日、前から見たかった映画 カンタ!ティモーレ を観てきました。
観たことのある人もいると思います。
そして、監督の広田奈津子さんのお話を聞きました。
とっても感銘を受けました。
映画の中の子供たちの笑顔がまぶしい。
そしてそれは、子どもたちだけでなく、大人たちの優しさ、にこやかさ
東ティモールは、独立の戦いで、人口の3分の1が殺された国。
インドネシアから2002年に独立した。
全ての人が、家族を失っている。
それでも笑顔が絶えない。
ティモールの言葉では、あなたのことをイタと呼ぶ。
イタは、私たちも意味する。
あなたは、私たち・・・・
自分と他者の区別がない。
あなたに起こることは、私たちにも起こること
あなたの子供は、私たちの子供
あなたの畑は、私たちの畑
母親の姉妹も、アマ―、お母さん。
姉妹の子供は、自分の子供
従妹も、兄弟姉妹として育つ。
そして何人もの母親を持つ。
家族や仲間を殺したインドネシア軍の兵士も、決してにくい敵ではない。
捕虜になった兵士を仲間のように、同じいのちとして大事にする。
同じように、自然も自分たちと同じいのち、
人も動物も植物も山も海も一つのいのち
命の輝きが、人々の中に、溢れている。
3分の1の人口をなくし、怪我や拷問、苦しみ、
痛みの経験を経た人たちのあっけらかんとした明るさがまぶしい
そのまぶしさは、彼ら、彼女たちのいのちのあり方から来るようだ。
広田さんの話がとても素晴らしかった
ティモールの人たちに共鳴するやさしさ、繊細さ
彼女の言葉がひたひたと波打つようにやってきて、
聞く人の心に身体に 共振を起こす・・
今まで開いていなかった部分が知らず知らずに開かれていく・・・
それは、古くて新しい世界を予兆させ、
彼女の言葉が、新しい世界を創って行くようだ・・・
はじめに言葉ありき・・・
私たちが一人ひとり、バラバラにされた現代社会
競争や対立、
その極みまで来ている現代のグローバリゼーション
バラバラにされた私たちが、
一つのいのちとして再統合されていく力を
そして新しい未来を
この映画と広田さんの言葉から予感する。


セッション

つながるセッション

クラニオセイクラル・バイオダイナミクス
投稿者 Banyan tree | コメント(0)
コメントする