ハワイリトリート

2012年5月18日 金曜日

13:ジョンのセッション 《名古屋 ヒーリング ロミロミ》


ジョンのセッションの時間になった。
部屋に入ると、ジョンと、そして通訳のナオカさんがにっこりと迎えてくれた。
ナオカさんは、とてもハートのこもった通訳をする。翻訳した言葉に、その人のフィーリングも乗せて、そして時には身体もつかって、全身全霊で相手のハートにタッチするような通訳をする方だ。

私はセッションで何を聞こうか、というより、どのように言葉にしたらいいのか迷っていた。けれどもきっと、聞きたいことではないことが口から出たとしても、ちゃんと見えない存在たちが、私にとってベストなセッションへ導いてくれるだろうという確信はあった。
だからもう、頭の中を空っぽにして、出たとこ勝負でジョンの前に座った。

『僕が最初に尋ねる質問はみんな同じ。』といってジョンが微笑みながら、私に問う。
『あなたのお手伝いをするために、なにか僕にできることはあるでしょうか?』

私の中で、聞きたい事が鎖のように連なっていて、でもそのひとつひとつの鎖は隣の鎖とは一見ぜんぜん繋がっていないように見えるものだから、どうやって伝えていいかわからなかった。そしてそのひとつひとつは、宇宙から見たらちっぽけなことだということもどこかで解っているし、自己完結してしまうような内容に思えた。ただ、どこかで深い自分が解っていても、実際の表面に現れている私はちゃんと体得できていないから、こうやってここに自分がいる、ということは確かだ。
頭が空白になっている私はとりあえず、今感じていること、対面しているこの緊張感を提示することにした。

『人と接する時にとても緊張するんです。自分のハートをもっと開きたいと思うと同時に、きゅーっと閉じるんです。こういうセッションを受けるときも、受けたいと思って受けてるのに、「見られる」と思うとキューっとなる。だから、緊張をもっとオープンにしたいのと、もっと自分のハートから生きるように、愛に繋がっていきるようになりたい。』
最後の言葉がのど元を過ぎたあたりから、私の目には涙が流れていた。

『泣いても大丈夫。』と静かな部屋でジョンが言う。
『それが最初のステップだから、安全だし、泣いても全然だいじょうぶだから。
...今のこのフィーリングを感じていいの、安全だから。自然体でいいのね、怖かったら怖いって泣いてもいいよね。涙はとっても綺麗だから。』
ナオカさんという人を通して、更に優しさを帯びた言葉。
『簡単だし(笑)』
『あなた今オープンだよね(笑)』とジョンが笑うと、「そうそうそう!今はオープンでいられてる」と私もおかしくなって、『涙流すと緩んでくる』と笑いながら答えた。

『僕の本心がでてくるから、本物が出てくるから、センションとかカウンセリングとかうけると涙がでてくるんだよね。(それで)いいんだよね?
ハートを開いてすごく繊細になって、涙がでてきて、本物で生きて、だから(それで)いいんだよね?

涙を流すと、ストレスのホルモンが同時に流れるから、体がストレスを流してるんだよね。だからいいんだよね?元気にしてくれるから、泣くと。

世界中の人たちがさ、もっとハートで生きたいっておもえば、瞬時に地球は変わるよね?
あなたは今、足も開いて、手も開いて、ハートも開いていて...僕のクライアントさんが皆あなたみたいにオープンだったらいいよね(笑)』

自分を隠さないで本当の姿で生きることはOKなことだと、ジョンは語りかける。
本当の姿で生きること、そこに開いているときの自分はとても楽でストレスがない。けれども、それがいつもできるわけではない。その、本当の姿を見せることができない時、というのが問題なのだ。だから、その問題を超えられるように、いつでも本当の姿をどんな人の前でも見せれる自分でいられるようにと、私はこのカウアイ島でいつも以上に自分でいることを許し、泣きたいときは泣いていたし、無邪気なときは隠さず無邪気でいた。

『自分のライフを見つめてみてね、どの部分が一番開くことに対して抵抗を感じるか?怖いって思うか。』ナオカさんの声は、デリケートな部分に触れても大丈夫なほど優しいバイブレーションだ。

私はひとつひとつ確認しながら言葉にしていく。
『自分が原因で、なにか、相手を、相手の気に障るんじゃないかっていうことを気にしていたり、自信がないことで恐れている部分があると思います。』

ジョンは私の出生日時から算出されたホロスコープを見ながら言った。
『このチャートを見ると、あなたの魂がなにを表現したいか、無限の可能性をどういうふうに広げて行きたいかを見せてくれるのね。まず一つ目にみえることは、あなたのソウルがあなたに学んで欲しいことは、無条件の愛、なんです。』

『それ!』
"無条件の愛"という言葉を聴いて、私の聞きたかったことの核心はこれだったとはっきりと浮かび上がってきた。と同時に、旅立つ前に引いた"イゾルト"のカードと、「あなたのおなかにある愛の海を外側に流していくことができるようになるには、"無条件の愛"を知ることだよ」と言ったヒーラーの顔が重なり、見えない存在達がちゃんとこの部屋にもいて、そして私たちのセッションを導いてくれていることを知った。

『それなんです、このツアーに参加したのは。それにつながるために参加したんです。
まさにそれ。』私はちょっと驚いて伝えた。

『キーを教えてあげるから。

あなたの人生という夢物語に、その映画に、あなたがジョンを登場人物として描き出したんだよね?

なぜなら、僕も無条件の愛がテーマだから。僕も同じです。』

ゆったりとした間を挟みながら、言葉が続く。

『時々僕自身、自分自身にとっても厳しくなってキツくなる。いつも完璧じゃなきゃいけないって。よく解るから。
時として、周りの人たちから頑張ってるねー、偉いねって声が聴きたくなる。自分の外側に価値観を探していく。

もし私の父が私を愛してくれたら、居心地が良くて、嬉しいってなるよね。時には両親は逆だからさ、「全然良くない」とか言うんだよね(笑)
そう周りから言われてしまうと、自分て良くないんだよねって信じ込んじゃうんだよね?だから両親が宿題やって、あれもこれもやったら、あなたはイイ子だから愛してあげるって。条件付きの愛だよね?
周りの人が求めているあなた像に合わせたら、周りが認めてくれるから、僕、愛されるんだってやっちゃうと、大変だよね。
でもそれが、プログラムの始まり、だよね?

両親はそのプログラム、条件付けを私たちのために変えてくれないよね?
変える方法は全然わかんないもの。両親の両親、の両親の両親のってずっと来てるから。今の瞬間、この地球そのものが新しい波動の中にいるよね?そうして目覚めた存在になってるから、見つめることができるんだよね。これって自分の責任なんだって。自分自身を癒す、自分自身を無条件に愛してあげる、それが自分の責任。

それをすることで、未来の世代と過去の世代を同時に癒すことができるんだよね?
今この場で癒している、自分自身を癒しているっていうのは、あなたの次の世代の子供たち、孫たちのためにやってるんだよね?』

先祖への許し、そして私から生まれてくる子供とその世代への思い。それは、この数年思ってきたことであり、だからこそ、両親や、そのまた両親から私へと受け継がれてきた問題は、私でストップさせたいと思ってきた。そのことが今、ジョンの口から紡ぎだされている。

『そうです。昨日スウェットロッジで、そのことを祈っていました』
私はまた涙が溢れてきて、その一言を言うのが精一杯だった。

『最初のステップはご両親とおじいちゃんとおばあちゃんと、ずーっと遡って、みんなみんなみんな許してあげる。どうしてかっていうと、みんな知らなかったから。みんなリトリートしにカウアイにこれなかったし、ヨガもできなかったし、スウェットロッジをする経験もなかったし(笑)。

今、許してあげるよって言ってあげて。
私は許します。私の先祖に、祖先、血縁ある人すべてを許します。って。

あなたの言葉で言ってごらん。心からの声で、感じながら、あなたのインスピレーションで、言葉で、感じながら、声に出して許してあげる。』

私は恥ずかしい思いもあったけれど、今ここで改めて、どんな因果も先祖たちが生き抜くためにしてきたのだという理解をもっているということを先祖たちのスピリットへ伝えようと思った。そして声に出して言った。
『私の血のつながるご先祖様へ。私はあなたたち全ての傷や恐れや、すべての後悔、すべての人生を許します。ただ私はあなたたちが命を繋いでくれたことに感謝しています』
時代の中で、やむおえなくしたことが沢山あるだろう。彼らの思いを汲んだとき、私の魂は彼らの思いと重なって泣けてくる。

私が泣いているのをただ見つめて、『ビューティフル...』とジョンは言った。

『グッド。今の言葉、許したことで、あなたの中にパワーが湧いてきた、それを感じることができる?
みんなを非難してるわけじゃないよね?愛していて許していて、受け入れていてるんだよね。みんなには私たちみたいにいろんな選択がなかったよね。
僕達の責任は、この地球に新しい意識を下ろしてくる、未来の世界のために、子供たちのために。
でもね、子供達に頭でいって教えることは出来ないんだよね。心からの本物の行動、アクションでそれを示していくことによって、子供たちが感じることで学んでくれるから。』
そしてまた私に促す。
『次のステップは、立って。
私を許します。(と言って)』

私は立ちあがって言った。
『私を、私自身を許します。』

『オーケー。その木に言ってごらん。木が聞こえるように。』
すぐに私は『えーーーーーーーー?!(笑)』と言った。
この空間の、二人に見られている中で言うだけでも恥ずかしいのに、隣のリビングにいる皆にも聞こえるじゃん!

『木は感じてないから(笑)。窓を開けて、あそこの木に聞こえるように!木を見て。』

(それをやらせるの?)

『できるからさ』

本音を言う。
『恥ずかしい(笑)』

『よく知ってる。恥ずかしいっていうのも許して上げる。
恥ずかしい自分を許しますって。』

これは、やらないと、いけない。。。ちょっとした諦めが、私を前に押し出す勇気となる。
窓を開けると、息を大きく吸って、木に聞こえる程度に叫んだ。
『私は私をゆるしま~す(笑)。許すよー!』
隣のみんなに聞こえるという意識が、ちょっと照れとなって言い方に表れる。


『あの山にむかって言ってみて。すっごく遠くだから思いっきり言ってあげて。』
ジョンはまたしても笑って言う。

『えー(笑)』
と言っても、反応はなし。抵抗は無駄なのだ。堪忍するしかなかった。
そしてこのことが、自信をつかさどる第三チャクラを開くワークだということも理解している。
『私をゆるしまーす。私は愛してるよーーーーーーーーーー!!』

私たちに笑いが起こった。ジョンはヤッタ!という表情で
『わお!フォーっ!熱い!すごいエナジー!』と言って、更に続けた。
『もっと言ったら?先祖、祖先全部ゆるすよって。できるから!』

『私のご先祖さま、ありがとーーーーーーーーーーーー!!!』
そう叫ぶと、照れ隠しもあっただろう、私は『やったぁ!』とジョンたちに笑って言った。
そしてジョンたちは言った。

『今、とっても開いてるよね(笑)!!』

ジョンとのセッションは、まだまだ続いた。

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2012年5月14日 月曜日

12:鳥の羽根 《名古屋 ヒーリング ロミロミ》


プアマナは2日目の111111の祈りで、森の女神ラカにチャンティングを捧げたシャーマンだった。
そして今日のロミロミも、彼女から受けるはずだった。
私は彼女の祈りのチャンティングを聞いて、プアマナからロミロミを受けたいと思って予約して、それをとても楽しみにしていたのだった。

だけれども、今朝のミーティングで、実は彼女のおなかには赤ちゃんが宿っていて、昨日出血する事態があったということを聞かされた。そのために、今回は彼女の代わりの方がロミロミしてくださるということだった。
だからもう、プアマナには会えないと思っていた。そしてそれは私にとってとても残念なことだった。
機会があれば、ゆっくりと話したいと思っていたのだ。
けれどどういうわけか、彼女は目の前にいる。

食事を簡単に済ますと、私は庭で横たわるプアマナの様子を伺って、そして外へ出た。
彼女のところに行くと、プアマナはすぐに私に『Hi.』と言って、優しく笑った。

私はおなかの中の赤ちゃんと、プアマナ自身は大丈夫なのかと聞いた。
昨日は大変だったけれど、今回のことで無理しちゃいけないってことがわかったの。今は大丈夫。さっきもジョンのディジュリドゥの音に元気に反応していたわ。と、彼女は安堵の表情を浮かべて言った。

英語はほとんど話せないのに、プアマナとの間では不思議と言葉が通じ合う。
しばらく、いろんな話をしていると、私たちは同い年だということが解かった。そして彼女が敬愛している中国人の治療師の名前を聞いた時、私が数年前に買った本の著者だということも解かった。
彼は日本ではメジャーなヒーラーではないが、彼の提唱する世界は私の中に通じるものがあったのでその本を手に入れていたのだった。そんなシンクロにも、プアマナとの繋がりを感じた。

そして何故そんな話になったのかは忘れてしまったけれど、会話の流れで、私はプアマナに鳥の羽根の話をすることになった。

『この島に来る前に、"もし、カウアイへの旅が天から祝福されたもので、私にとって必要なことであるならば、鳥の羽根を私に授けてください"って上にメッセージを送ったの』

するとプアマナは横たえてた身体をお越して『ちょっと待ってて』と一言いうと、車のほうへ歩いていった。
すぐに彼女は私のところに戻ってきた。

そして差し出された手には...

美しいブルーのとても綺麗な羽根が2枚。

『それ、masakoにあげるわ。マナ(※)も入れといたの』

信じられなかった。羽根がこうして授けられたのも驚いたけれど、もっと驚いたのは、その羽根の色が、私が天に祈ったときにイメージされたそのものの色だったからだ。

『数ヶ月前に拾ったの。でも私にこれをどうしてもらいたいのか解からなくて、ずっと車の中に入れておいたんだけど。今、あなたのためのものだって解かったわ』

そのブルーはまるで染色でもしたような鮮やかさだったので、思わず「これは本物の色?」と聞いてしまったくらいだ。
アトランティスやレムリア、ムーを思い出す色。

涙が出た。
見えない存在は、こうして応えてくれている。
私は誰に何を言われても、私の信じるまま、感じるまま、そこに尊厳をもって生きていいと思った。


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※マナとは、ハワイアンが大切にしている宇宙の愛とか生命力といったエネルギーのことです。

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2012年5月10日 木曜日

11:アースキーパー・クリスタル 《名古屋 ヒーリング ロミロミ》

翌日は1日フリーだった。
自由行動日のその日には、ジョンの個人セッションや現地の方々のサーフィン、ロミロミ、そしてカナちゃんのプライベートヨガレッスンを受ける事ができた。
私はジョンの個人セッションとロミロミを予約して、午前中は希望者でヒンズー寺院に行った。

このヒンズー寺院には、大きなクリスタルキーパーが安置され、そしてシャスタから贈られたブルーのクリスタルが奉納されていると聞いていた。
入り口にはパレオのように身体に巻きつけたり、ロングスカートのようにして脚を隠す色とりどりの腰巻が用意され、肌の露出がある人はそれで肌を隠してはら寺院の敷地に入る。

お堂の近くに行くと、朝のお祈りが既に始まっているようだった。
そのお堂の前に、ガラスの塊のような美しい海の色をした大きなクリスタルが安置されていた。
シャスタから贈られてきたその石はアンダラによく似ているが、アネラというクリスタルらしい。
このアネラを寄贈した方は、その前にアンダラを贈ったのだけれど、安置して間もなくそのアンダラが爆発して粉々になってしまったという。


私はこの美しいブルーの海の固まりにレムリアを感じていた。

そして私たちはそのクリスタルの奥に開かれたお堂へと入っていった。
沢山の僧がスートラをあげていた。
美しい鮮やかな花々が寺院を飾り、金色に輝く器に供物が捧げられている。
正面にはシヴァ神の像、その手前にはそれぞれの惑星のようにクリスタルが配置された盤があった。
それは太陽系のその日の天体の位置を表しているようだった。

そしてなにより目を引いたのは、子供の背丈くらいある大きなクリスタル、アースキーパーだった。
そのアースキーパーにはレイが捧げられ、大きくも優しい存在感をもってそこに在った。

祈りのスートラとともに鳴らされるベルがまた心地よい。
順番に米やミルクなど一さじづつ僧侶から皆に分け与えられる。
手の平に盛られた白い灰を額に塗り、そして朱色の粉を第三の目、眉間に付ける。
一通りの儀式を終えた後も、心地よくて、しばらく座って瞑想をした。

お堂を出ると、かなちゃんがお年を召した女性の僧侶と話をしている。
今日はなんでも特別なオファリングだったそうで、普段は姿を現さない高僧の方がお経をあげていたようだった。
その後、その女性の僧侶のご好意で寺院の庭園を案内してくれることとなった。


庭園へのゲートのチェーンを外し、そのかわいらしい白髪の僧侶は私たちを中に入れた。
その先に広がる景色は敷地内と思えないほど自然が豊かで、目の前には神聖な河、ワイルア川がゆったりと流れている。
熱帯雨林のようなその庭の木々に、時々カメレオンが隠れている。


カウアイでは全ての植物が薬であり、大切に育てられている。
その僧侶は庭にある石像や植物について、私たちに丁寧に説明してくれた。


そして歩みを進めていくと、向こうの方にオレンジ色の旗が掲げられていた。
『オレンジという色は和の象徴です。これからの時代は和を重んじる、調和の時代へと変っていきますから、あのようにオレンジの旗を掲げているのです』
と、僧侶はにっこりとして言った。

しばらくこの広大な敷地を歩いていると、熱帯雨林のような庭から青空が広がる丘へ出た。
そしてそこには一面素晴らしい彫刻が施された石の建物が建っていた。
まだ建設途中だという。


『あれは古代の叡智から授かった設計図によって建設されている寺院です。
これは、あのお堂にあったアースキーパーを置く為の建物です。この建物は大理石で造っていて、その石は全てエネルギー調整されています。』


お話を聞くと、一般的な寺院とは違った方角の向きで建てられているということだった。それもすべて天から降りてきた通りに建設しているらしかった。そしてエネルギーの流れも考えられていて、この新寺院からのエネルギーが先ほどのお堂へと繋がっていくようになっているというようなお話も伺った。

英語が難しく、全ての説明をちゃんと受け取れているかは解からないが、一つ一つの彫刻の意味なども丁寧に教えてくれた。


そのひとつひとつ意味が込められたこの寺院は一つの宇宙のように感じる。
ありがたいものを見せてもらっているという感激をよそに、時間がせまっているということを時計示していた。
私たちは僧侶にお礼を言って、少しばかりの寄付をして寺院を後にした。

宿に戻ると、庭でジョンが横たわっているプアマナのお腹にディジュリジュを向けてサウンドヒーリングしているところだった。

(あ、プアマナが来てる...)

私たちはヒーリング中の彼らの邪魔にならないようにダイニングルームに行き、用意してくれたラップサンドやお惣菜を食べた。





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Kauai Hindu Monastery(カウアイヒンドゥー寺院) ...http://www.himalayanacademy.com/

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2012年3月12日 月曜日

10:魂の浄化 《名古屋 ヒーリング ロミロミ》

そのメディスンウーマンはシャンドラといった。
彼女は2日目の地球への祈りのときに森の女神ラカへチャンティングを捧げた一人だった。
日が暮れるころに彼女の広い敷地へ到着した。
そしてスウェット・ロッジのテントの側で石を焼き準備をしている人たちが見えた。


シャンドラがやってきて、ジョンたちとハグを交わす。
私たちはスウェット・ロッジ用の服に着替えて、時間まで焚き火にあたって時を過ごした。
日が暮れると、もう肌寒く、石を焼いている焚き火の炎の暖かさが心地よかった。

スウェット・ロッジは魂の浄化をする儀式だ。
そのスペースに足を踏み入れるのも礼儀がある。そのいろんなルールを守りながら、儀式は行われる。
それを守るということは、敬意であり尊びである。
時が来て、浄化するというティーリーフの葉でシャンドラが私たちひとりひとりの体を清める。
それから私たちは一人一人、低くて狭いスウェット・ロッジのテントの中へ、『エコ、ピコ』といいながら頭を下げて入る。
先に入っている人は、入ってくる人を『エコマイエ』という歓迎の言葉を言って迎え入れる。
スウェット・ロッジはいわば子宮だ。
一度子宮に帰って、また生まれ変わる。そういう儀式だ。

全ての人がテントに入り終わると、焚き火で焼かれていた石を8つ迎え入れる。
そしてテントの入り口がふさがれると、テント内は光ひとつない真っ暗闇になる。
そしてシャンドラが焼き石の上に薬草(ハーブ)を散らし、水をかけると、一気にテント内の気温は上がり、ハーブの心地よい香りに満ちたスチームサウナとなるのだ。

この儀式は4つのステージに分かれていた。
詳しくは覚えていないが、東西南北の4つの扉を開けたように記憶している。
ステージ毎のテーマによって、歌をうたい、祈った。
最初のステージの時、私は両手を地面につけた。なぜか地と繋がる必要を感じたからだ。
あたかも自分が受精卵となって子宮に着床したかのような気分になった。
『東の風...』
シャンドラが叙情詩のように歌いだす。
それから皆、一人一人、両親の名前と自分の名前を言って自己紹介をした。それは大いなる存在に、ここに来ている精霊達に自分の存在を知らせて呼びかけているようだった。
このステージでは、まずそれら見えない命と、私たちが子宮に再び帰ってきたことを祝う宴だったように思う。
真っ暗の中で歌い、汗とともに浄化は始まる。
そしてテントをたたきつけるようなスコールが降ってきた。
カウアイに来て、初めての雨だった。
天からも浄化の雨が降り注ぐ。
すぐに第一ステージは終った。ここで一度休憩となる。
入り口が開き、夜の薄暗い光が射した。雨は止んでいる。
テントから出たい人は出て、残りたい人は残った。

そして数分後、また全員がテントに戻り、第二ステージが始まった。
第二ステージのテーマはなんだったか。
忘れたけれど、それぞれが自分のいのちへ感謝をしていたことは確かだ。
子宮の中で無条件の愛が注がれていたこと、そして今も大いなる存在や精霊達から愛されているとこ、これまで何度も自分を責めてきたことを手放して、自分へ注がれている愛を確認する。そんな想いを感じながら、ともに歌い踊っていたように思う。
自分へのいのちの感謝が、ほかのいのちへの感謝となるのは当然の流れだろう。
いつからか、私の声は日本を思うメロディーを紡ぎだし、テントの中の誰かと共鳴しあい、大和を感じさせる音階の掛け合いがはじまった。
そのメロディーはとても美しく、掛け合いが二人から三人へと増え、私は心からのコミュニケーションというものはこんなに美しいものかと感じていた。言葉ではなく形ない音によって交流する美しさに、私はこのとき感動していた。
いつのまにか第二ステージが終っていて、みんなが休憩に入っていても、私たちのトーニング(声を出すこと)はしばらく続いたのだった。
震災のことを思い、すべての魂を思って。

第三ステージが始まる。
このステージではご先祖様への祈りが行われた。
私は今までしてきた自分へのワークのなかで(特に"家族の座"というワークのなかで)、自分の問題と思って抱えてきたことが、先祖から代々エネルギー的に受け継がれてきた問題だということを知ることができたので、この魂の浄化の儀式の中で改めて先祖に対しての許しと感謝を捧げることが出来たのは大きなギフトだった。
シャンドラは、それぞれが抱える問題は先祖から受け継がれてきているということを、ちゃんと知っているシャーマンだった。それがとても嬉しかった。
その問題をこれからの世代に残さないように、私は私の代でその問題を解決し解消したいと思ってきた。だからこそ、その問題を作ったご先祖様を理解し、許しているという気持ちを伝え、そのことがあったからこそ、今自分へいのちがつながれているということに感謝をするのだ。
そして今、また此処でその場が与えられた。
天はちゃんと私に必要な人と出会わせ、必要なことを通過させてくれる。
私は7世代8世代後に続く子供たちに光ある未来を残していけるよう、ご先祖様に対する許しと感謝を音霊にして歌った。

そして休憩をはさみ、最後のステージに入った。
私は一度もテントから出なかった。蒸し熱くてすぐに出たくなるかもしれないと思っていたけれど、この暖かく潤いに満ちた空間はとっても心地がよかった。本当に母親の子宮の中に還った感じだった。こんなにもお腹の中は心地よく平和に満ちていたんだなぁと思った。
最後のステージは短めで終った。今回の浄化を皆で祝い、歌い、終った。
みんなのトーニングは美しく、女性性に満ちた音霊だった。
以前シャスタで経験したスウェット・ロッジは男性的だったけれど、今回経験したシャンドラの儀式は女性的な愛に満ちた柔らかな調和を生み出していた。


「テントから出たら、もう新しい自分に生まれ変わるのだ、という意識をもって」というシャンドラの言葉が、その瞬間を特別なものにさせた。
テントから出るとき、深く頭を下げ、額を土につけて感謝をした。
夜の光の世界に出たとき、光り輝く星ぼしが目に入った。
満月が美しく浮かんでいる。
私は出迎えてくれたシャンドラとハグをした。

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2012年2月15日 水曜日

9:通過儀礼 《名古屋 ヒーリング ツアー》

Aちゃんの一件で、分かってはいたけれど、決定的にハートへの衝撃を通して気付きを与えられたことは、以下のことだった。

自ら創り上げているストーリーがある。そしてそのストーリーの中で生きがちだということ。そこから自由になること。

自由になるためのキーもちゃんと渡された。ストーリーを創り上げてしまう心は、生まれて間もない私と母の間で起こった離別に起因しているということ。あのマル(円)の中で、私の号泣は止まらなかった。母親の存在を確かめられない生後数ヶ月の自分を思って泣いていたのだった。それは、今まで癒やされてこなかった私のインナーチャイルドの心を癒やす、供養のような行為だったのかもしれない。

外側からみたら、ただ感情にまかせて泣いているように見えても、これは私にとって内側で起こった大きな出来事だった。ある種の通過儀礼がこのとき起こっていたと思う。

自分の愛についての問題は、母との関係にあるということ、そしてそれは母の母、母の母の母から...というようにずっと連鎖している問題だということも知っていた。だからこそ、自分の代でこの問題についての連鎖は止めたいと思って、自分へのワークをしてきた。
私から生まれる子供には、同じ問題を受け継がせたくないという願いがあった。



翌日、私たちは時空・次元を超えると言われるスポット、マカウヴァヒ・シンクホールに行ったり、メディスンマンたちの農園に行ったりした。
シンクホールに行く手前に寄った海岸では、潮が充分に引いている時にしか見られない古代の人が描いたとされる模様を見る事ができた。20年近くこの海に住んでいる人に『今日はじめて見る事ができたよ』といわれたくらい珍しい機会に恵まれたようだった。



このツアーでは、本当に"いつもは見られないこと"を見ることが出来たり、恵まれる事ばかりが続いた。そのたびに私たちを見守ってくれてる大きな存在のことを思い出さずにいられない。




シンクホールを後にして向かった先は、昔から薬草のことを熟知しているメディスンマン達が住んでいた村だ。
この村に車が入ったとたん、私の感覚が変った。それは車内にいても、はっきりと解かる波動のなじみ加減だった。
とても気持ちのよいエナジーに満ち溢れている。
この土地とは相性がとてもよい、と感覚的に解かった。


 
ここの農園では本当に美しい植物が悠々と自然のままの姿で育っていた。まるで水族館にいるように、サンゴのような花や熱帯魚のような美しい色姿をした植物達があちらこちらに生息している。ここで働いているマティオと凡さんもとても素敵な人たちだ。
たくさんのフルーツと、マティオが養蜂している蜂蜜をいただいて、美味しい幸せな一時を過ごした。
 

そして陽も傾き始めた頃、私たちは農園を後にし、この村に住むメディスンウーマンの元へ行った。
これから浄化の儀式:スウェットロッジが行われるのだ。


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